家庭でできる 超音波療法で視力が回復
著者:超音波療法取材チーム
巻頭の言葉
 まず、本書で登場する『ミオピア』は、視力回復や眼の健康保持に対して非常に有益な医療機器であるということを申し上げておきます。
 私はこれまで、おもに血液の研究をしていました。
 そして、血液中の物質が知覚神経を刺激して「IGF‐1(インスリン様成長因子‐1)」という物質を作りだすことを発見しました。IGF‐1は老化した細胞を若返らせ、若い細胞や細胞のもとになる幹細胞に対しては分裂・増殖、分化(組織再生)させる働きを有しています。
 『ミオピア』は、人体に安全な低数帯超音波を利用して、眼の筋肉や神経などで発生している異常なコリをときほぐし、その結果、視力を回復するという効果のみが注目されていましたが、さらに『ミオピア』は低数帯超音波によって知覚神経を刺激して、IGF‐1を増やす作用があることが判明しました。IGF‐1は眼の網膜や毛様体、その他の眼の組成の「若返り」を促進するため、この作用によって視力回復効果が得られるのです。
 つまり、これまでの物理的学作用に加えて生理的学作用がダブルに働くことで、視力回復が大きく期待できるということになります。
 このことは成長期のお子さんだけでなく、青年や壮年期における疲れ眼や近視、加齢に伴う老眼にも絶大な効果を発揮する可能性を示しています。また、IGF‐1には細胞を若返らせるだけでなく、免疫力を高め、うつ症状や記憶障害などを改善する効果も認められています。
 そのほかにもIGF‐1は、私たちの健康維持に寄与する作用が認められており、自然治癒力の基本となる物質でもあるため、『ミオピア』に対する期待はさらに高まるでしょう。
 詳しくは本書で述べられていますが、本書が皆さんの視力回復や眼およびからだの健康保持の理解に貢献することを願ってやみません。

         名古屋市立大学大学院医学研究科教授/医学博士
         岡嶋研二